岐阜の元ラーメン屋実演販売士 岡本 浩一のブログ

岐阜在住、実演販売士。元ラーメン屋。食と健康、発酵に興味あり。

ここだけの話。

とりあえず、
「これだっ」てその時思うと 、

とりあえず 関係者、またはその人にアポを取って会いに行きます。

そんな中でよく聞くのが

「ここだけの話」

それぞれ、研究、開発したものを広めたい、知って欲しいという事、物があるわけですが。

本当にちゃんとした 事実検証 許認可があるにも関わらず、
表立って言えないことがあります。

私の場合は食べ物に関わることが多いので。

一番は薬事法

二番目は利権。

薬事法については消費者を守るために制定されているわけですが。

色々な方とお話すると 本当に消費者を守ろうとしているのかしらと思います。

確かに 嘘の表示をしたり、過剰な表現をしてはいけない わけですが。

あまりに厳しすぎて、 欲しい情報すら、手に入れられない事もあります。

欧米に比べ、日本の消費者はみずから商品を調べ精査しないで、情報を鵜呑みにしやすい国民性も一つの要因だそうです。

自己責任の感覚が違うとの事。


一次産業に目をやってみても、

本当は構造改革であったり、 違う立場、違うスパンで見れば、
ある一定の制限をしなければいけないものも 、

そこに一定の利権があり、政治家が絡むことで 、強烈な壁になり、

「現状維持」

という緩やかな退廃が続いてしまっていたりします。

 インターネットの登場により、昔よりは情報が集まりやすくなりました。

 自分達がどんな薬品、食材を食べているか。

自分で考え、見つめ直す事が大切かもしれませんね。

つながる、ひろがる。

生産者とつながることは、めちゃくちゃ面白く、幸せ。

実際に現場に行って 、
生産環境を見て、
作り手と話をして仲良くなって。

それからその生産された農産物を使うと、

作り手の手間暇、
体温を感じながら作ることができるので、

当然いい加減には作れないですし、

また、

提供した時に、 お客様に材料を自信を持って説明できるという事があります。

そしてその その生産物生産者を中心に お友達やその地方の人たちが 店に食べに来てくれたりします。

それが、また、 嬉しく意気に感じます。

ただ、

私の場合は、ラーメン屋だけに正に どんぶり勘定だったので、

良い物を売価、原価にうまく反映させ方が下手でした。

良い食材を使っていても、

いかにお客様にストーリーを伝え。
対価を納得して、共感して払って頂ける

調理、見せ方、提供方法を考える事が大事だと学びました。

岐阜には

東西南北、

沢山の素敵な農産物があります。

ネギを中津川から仕入れていたので、 どちらかといえば 東濃 に行く機会が多かったのですが。

東濃の景色はとても好きです。

西濃、飛騨地方はまだまだ知らないので、

 ご縁があればじっくり伺ってみます。

岐阜だけでなく、

様々な土地、

海外も含め、

食と健康について出会いを重ねていこうとまた、それを応援していこう。

何を積み重ねるか。

数年前 ラーメン屋をやってた時の話。

久しぶりに会った 旧友と 四方山話をしていた時に 、

友人がふと僕の方をまじまじと見ながら、 

「岡本はいいね。 ラーメンが作れるから。
自分には何もない。」

と言われてびっくりした。


こちらは、 社会不適合者を地でいく人生転がりまくったローリングラーメン屋。



その友人は成績優秀。

モテまくりの絵に書いたような。
才色兼備。

何が羨ましいか、今でもさっぱりわかりませんが。

それからお互いずいぶん会ってませんが。


その友人は持ち前の才能に、努力と信用を重ねて正に出世しました。


私は相変わらずのローリング人生。


何を持つ持たないよりも、努力と信用と実績を持つのが何よりの武器なんだなと、

友人の遠い後ろ姿を見て改めて思います。

次回会う時はもう少しましになってたいもんです。

一日一食賛否

「一日一食」

最近よくネット、メディアで よくよく見ます。

これも肯定派、否定派たくさんありますね。

今日は、コレ。

皆さんこんな時どうします?

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健康、対質改善界隈ではどちらも著名な方。

藤田先生は 一日一食にすると悪玉菌が優勢になって腸内環境が悪化するという意見。

南雲先生は 一日一食により体質改善派。空腹によって体の様々なスイッチが入り体が若返るという意見。

私は医師ではありませんので、判別はつけれませんが、

こういった時、皆さんはどちらを信じますか?

私の場合は、体に聞いて対応します。

体が欲する時はめちゃくちゃ食べる。

体が、内臓が望まない時はあまり食べません。

一日一食はほとんどしません。

食べるのが基本好きなので。

また、2冊の中での違いは、藤田先生は糖尿病経験者。

南雲先生は違います。

お二方の共通点は油と糖質制限

オメガ3の豊富なエゴマや青魚を摂ること。

良質な雑穀、野菜、肉を採り、白米やパンなどの糖質を抑える。

マーガリンやサラダ油は製造法に問題があり、体に悪いオメガ6をなるべく避ける様に勧めています。

自分の体の事なので、

試してみて、逆にマイナスの結果になってしまって取り返しがつかなくなるのも困りもの。

逆説も踏まえて、自分の体に聞いて、共通点を見いだして取り入れたいですね。

持病がある方はやはり専門家やかかりつけのお医者さんに聞いた方が賢明。

後、素人でも読みやすい1500円前後の書籍は、参考文献等も気にする必要はあるかと思います。

私も盲信しやすいので、最近は気をつけてます。

皆さんブームものは特に慎重に。

トンネルの向こう側。

美濃市に用事を済ませた後、

通り道だったので実家に行った のですが。

実家は「藤よし」という食堂です。

小学生の頃、ラジオ体操に行っていた。 (と言っても遅刻ばかりでしたが。)
神社の近くの 山肌に
大きなトンネルと、 近くを流れる川を跨ぐ大きな橋梁ができていました。

東海環状自動車道です。

開発の是非については何事も両面ありますので、
何とも言えませんが、なんとも複雑な気持ちです。

その神社から2キロ行った先に どうやらインターができるようですが。

3 つの事が頭を浮かびました。

一つはインフラの改善によって やりようによっては人を呼び込めること。

二つ目は逆に更に人口流出、過疎化が進むこと。

三つ目はインターの開設によって
交通の流れが全く変わるので、 私の実家も何らかの 手を打たなければならないだろうなということ。

よくある話ですが、
交通インフラ整備によって、「環境依存型」の飲食店は、一気にひっくり返されます。

色々つらつら考えていましたが、生き残るためには、多分きっと

・なんらかのそこでしか体験できないニッチかオンリーワン戦略。

・地域に根差したプラットホームまたはコミュニティ型になるか。

・全く違う業態、マーケットに飛び込む変態型になるか。

そんな事を考えながら、
ファミーパーク近くの工場現場の山肌に、
そこに住んで居ない癖に切なくなる、

自分の我が儘、傲慢さを感じながら帰りました。

トンネルの 先の未来をどう捉え、どうしていくかは、 人それぞれ。

自分はどう決断していくのかを しっかり考えたいと思っています。

立ち止まる勇気。

今、皆さん自分の現在地って把握してます?

主体的ですか?

依存的ですか?

私は、自営で商売していた時、

自分が何処にいて、どうしたら良いか分からなくなりました。

今していることが、何処に向かっているか、 本来しなければならない事。

今すぐ、やるべきこと 。

今すぐやめるべきこと。

誰のために何のために。

楽しいこと楽しくないこと。

本当に迷った時。

分からなくなった時。

急ブレーキをかけましょう。

進むのでもなく、

退くのでもなく。

今すぐ、止まって。

時間、お金、家族、諸々。

ゆっくり見渡して、

道は他にないか?

騙されてないか?

そもそも何がしたかったのか?

何が楽しみで、幸せか。

立ち止まる勇気。

立ち止まるっていっても、その時は

めちゃくちゃ恐怖です。

でも、絶対した方がいーです。

何故なら。

私が立ち止まれなかったから。

立ち止まれないと、

同じ轍に嵌まりこんでしまいます。

皆さんお気をつけて。

サイゴンの夕焼け。

本棚の中で絶対に捨てられない作者は。

開高健 司馬遼太郎 近藤 紘一だ。

司馬遼太郎は 中学校1年生の時に「竜馬がゆく」が最初。

開高健は 確か 高校生の 2年だったか。

彼の釣り体験の名シリーズ。 「オーパ」 の取材ドキュメンタリーか何かを見て、それがきっかけだったと思う。

近藤紘一は 、社会人になってから。

開高健 が引き金で、ベトナムに興味を持った時に 近藤紘一の代表作、

サイゴンから来た妻と娘」を手に取ったのが始め。

面白いことに 近藤紘一の 別著で知ったのだが 、 

ベトナム戦争の時にこの三方。

それぞれ従軍記者として サイゴンにいて、現地で仲良くなっていたから驚き。

随分前に三方とも 彼岸に行きましたが、

高校生の時は全くわからなかった、

三方が、豊穣な言葉と情熱で 表現していた、

男と女、 人生の 寂寥、焦燥が、 目を背けたくなる程染み入る年齢になりました。

開高健が 溢れんばかりの 言葉で表現した 、 サイゴンの夕焼けを 。

いつか見よう。 いつか行こう。

と思いながらこの歳になってしまった 。

そしてこの歳になって

「いつか」は来ない。

自分がそう動くことでしか、「いつか」を手に入れることができないんだなと。

今こそ、ここから抜け出して

あの夕焼けを必ず見に行こう。