岐阜の元ラーメン屋実演販売士 岡本 浩一のブログ

岐阜在住、実演販売士。元ラーメン屋。食と健康、発酵に興味あり。

サイゴンの夕焼け。

本棚の中で絶対に捨てられない作者は。

開高健 司馬遼太郎 近藤 紘一だ。

司馬遼太郎は 中学校1年生の時に「竜馬がゆく」が最初。

開高健は 確か 高校生の 2年だったか。

彼の釣り体験の名シリーズ。 「オーパ」 の取材ドキュメンタリーか何かを見て、それがきっかけだったと思う。

近藤紘一は 、社会人になってから。

開高健 が引き金で、ベトナムに興味を持った時に 近藤紘一の代表作、

サイゴンから来た妻と娘」を手に取ったのが始め。

面白いことに 近藤紘一の 別著で知ったのだが 、 

ベトナム戦争の時にこの三方。

それぞれ従軍記者として サイゴンにいて、現地で仲良くなっていたから驚き。

随分前に三方とも 彼岸に行きましたが、

高校生の時は全くわからなかった、

三方が、豊穣な言葉と情熱で 表現していた、

男と女、 人生の 寂寥、焦燥が、 目を背けたくなる程染み入る年齢になりました。

開高健が 溢れんばかりの 言葉で表現した 、 サイゴンの夕焼けを 。

いつか見よう。 いつか行こう。

と思いながらこの歳になってしまった 。

そしてこの歳になって

「いつか」は来ない。

自分がそう動くことでしか、「いつか」を手に入れることができないんだなと。

今こそ、ここから抜け出して

あの夕焼けを必ず見に行こう。